世代を越えて受け継がれる「伊勢二見の歴史と味」
大正15年の創業当時、当店はお土産物を中心に取り扱うお店でした。店頭に残るカエルの置物などは、当時の名残です。
「伊勢二見らしい和菓子を作ってくれないか?」
そんな初代から託された命題に、2代目がゼロからつくりあげていったのが当店の菓子づくりのはじまりです。初代は文学を大変好み、当店の名前である「五十鈴勢語庵(いすずせいごあん)」は、平安の歌物語「伊勢物語」から引用させていただきました。
現在は「二見浦 岩戸の塩ようかん」のみを製造しています。平成9年の塩専売制が廃止で、老舗旅館 岩戸館での塩づくりの始まりとともに、伊勢二見らしい和菓子「岩戸の塩ようかん」が出来上がりました。考案時、思考錯誤で辿り着いたのは、「岩戸の塩」のまろやかな味わいを存分にお楽しみいただける羊羹(ようかん)でした。
薪と大きな鉄鍋、人の手でじっくりと焼き上げられる岩戸の塩。塩づくりも私たちの羊羹(ようかん)づくりも、人の手で丁寧に作りあげています。人の肌で四季を感じながら、変わらない味を約20年間、つくり続けています。
昭和から平成にかけて、当店は2代目夫婦のもとで二人三脚にて営んでまいりました。そして、時代は令和に入り、五十鈴勢語庵の暖簾は3代目夫婦に引き継がれていきます。大正・昭和・平成・令和、そしてその先の時代へ。
「万人によろこびをあたえ 、自分に幸せをいただく」
これからも正直なものづくりで「岩戸の塩ようかん」の味を守り、伊勢二見の地にて五十鈴勢語庵の歴史を紡ぎ続けます。
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